介護負担感と親子コミュニケーション

例えば子が、自分の親を家庭(親の自宅など)で介護することになった場合。
「親子の関係性(コミュニケーションの状態)」が、介護負担感に大いに影響することをご存知でしょうか。※介護負担感:「介護者」が日頃親の介護を通じて感じる精神的なストレスや無力感など。
介護負担感に影響を与える要因については、これまでにもたくさんの調査・研究が行われており、様々な要因があることがわかっています。その中でも、いつでも言いたいことを言い合える間柄か、「ありがとう・ごめんなさいね」「大丈夫?」といった言葉が自然と言い合える関係性か。テーブルを囲み、食事やお茶を楽しめる関係性か・・・などなど。もちろんケースバイケースですが、親子の関係性そのものが、介護者の精神的な負担を軽減させるために重要視されているのです。

親の介護に向けた備えといえば、会社の介護休暇制度について理解しておく、情報を集めておく、親の健康状態に注意する、兄弟間で連絡を取り合うなどといったことがよく知られていますが、定期的に電話をしてちょっとした雑談をして心を通わせておくだけでも、その積み重ねが将来プラスとなってかえってくる可能性が高いと考えられます。

さて。
5月第2週の日曜日、今年は5月14日が「母の日」です。
お母様と離れて暮らしていてなかなか顔を出す暇がない…
一緒に暮らしていても、すれ違いばかり…

そんな方こそ。
「母の日」に「ありがとう」の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?


日本では、母の日といえば赤いカーネーションを贈るのが定番となっていますが、元々は、20世紀初頭のアメリカ・ウェストバージニア州で、アンナ・ジャービスという女性が、亡き母を追悼する会を開催し、その時に母が好きだった「白いカーネーション」を贈ったのが起源の一つと言われています。この女性の母の名前は、アン・ジャービス。アンは、アメリカの南北戦争で怪我を負った兵士のケアに従事していました。また、アンは、彼らの衛生状態を改善すべく「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げ、敵兵のケアも献身的に行っていたとのこと。…白いカーネーションの花言葉は「私の愛情は生きている」や「尊敬」。カーネーションの準備は間に合わない!というかたでも、そんな気持ちを込めて、お母様との時間を過ごしてみてください。


(作業療法士・中山奈保子)

一般社団法人りぷらすweb site
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