「あれっ?いつもと違ってちょっと変…」~認知症編~ 仕事と介護と家庭の両立 2016年12月29日 〜前回までの内容〜 第1回:帰省のタイミングこそ、家族の暮らしについて話し合うチャンスです! 第2回:なぜ早め早めの対処が必要? 第3回:高齢者の「自宅」で発生しやすい事故とは?~傾向と対策!!~ 帰省のタイミングこそ、家族や兄弟の暮らしについて話し合うチャンス! 連載4回目は、認知症の続編。認知症の症状の中でも、比較的わかりやすく、帰省のタイミングで家族が気付きやすいポイントを紹介します。 ***** 認知症は、脳の病気。 脳は実にたくさんの役割を担っているため、症状も多種多様です。 その中でも、感情(喜怒哀楽)のコントロールが難しくなったり、物忘れが酷くなる(記憶障害)などの症状は「あれっ?」という違和感に繋がりやすいでしょう。 以下に、挙げるような場面に遭遇したことはありませんか? 母親編 1)整理整頓編 □今まで整理されていたのに雑然としている □やたらと、物をしまいこんでいる □冷蔵庫に同じ野菜や調味料がたくさんある 2)おふくろの味 □味付が急に濃くなった □料理を面倒くさがり、しなくなった □賞味期限切れのものが増えている 3)年賀状 □去年まで年賀状を書いていたのに、今年から書かなくなった □年賀状が来ても返さなくなった □字を書くのを極端に嫌がるようになった 父親編 1)閉じこもり □人と交流しなくなった □外出しなくなった □会話がどんどん減って、テレビばかり見ている 2)感情の起伏 □些細なことで怒りっぽくなった □周りへの気遣いがなくなり頑固になった □何か始めるとこにやたらと否定的になった 3)興味関心 □今まで当たり前にしていた日課をしなくなった □趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった □ふさぎ込んで何をするのも億劫がり嫌がる 上記以外にも様々な症状が認知症のサイン(兆候・前触れ)として挙げられます。 もし、「あれっ?いつもと様子が違う…」という違和感がありましたら、決してそのままにはせず、お近くの専門機関(病院や行政)にご相談ください。 〜参考資料〜 公益社団法人認知症の人と家族の会 ちょっとした違和感を感じた時こそ、 1人で抱え込まず、両親の健康について考える機会を持ってください。 帰省のタイミングこそ、家族や兄弟の暮らしについて話し合うチャンスです! ◆脳卒中予防の秘けつ(国立循環器病研究センター) ◆石巻市にご両親がお住まい場合(参考資料) 認知症ケアパス ◆石巻にお住まいのご両親に「あれ?」を感じたら… 私たち「りぷらす」までご相談ください。 ◆NHKあさイチ シリーズ・親が、心配。 ~年末年始“実家チェック”~ 一般社団法人りぷらすweb sitePR