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【話す】練習

こんにちは、作業療法士の小山です。
めっきり寒くなりまして、私はダウンに袖を通し始めました。



病気によって、いままでおしゃべりが出来ていた方が、
言葉を出せなくなってしまうことがあります。
これは失語症と呼ばれ、人によって様々な症状が現れます。

スタジオぷらすに来所されている主婦の鈴木さん(仮名)も失語症です。

周りの方の話していることは大体分かりますが、
自分の言いたいことを言えません。言葉が出てこないのです。

それでももちろん、話したいと言う希望があります。
言葉の音を、鈴木さんの中から出すために、
今回は、ア行1つ1つの言葉のイメージを記してみました。

3つのひらがなでも、一つ一つの区別がつかなかった鈴木さんですが、
ア行の5つだけなら区別がつくようになりました。
これが一番良い方法なのかどうかはまだ分かりませんので、
これからも試行錯誤を続けていきます。

カ行も試した昨日、鈴木さんは練習後に、何か訴えたいことがある様子でした。

それが練習方法についてのことだったのか、
話せる方法についてのことだったのか、

私はよく理解することができず練習を終えてしまいました。
鈴木さんは、話せる言葉の1つの「ちがう」を何度も繰り返しながら、
伝えようと必死でした。

鈴木さんが一生懸命何かを訴えようとしているのにもかかわず、
それを理解することができない自分の想像力の狭さにがっかりしました。

だからこそ一緒に練習を続け、
いつか鈴木さんと何気ないお喋りをすることが、私の希望です。

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イキイキと生活していくために

りぷらすスタッフ・理学療法士の小田智樹です。
先週の土曜日、近所の方から頂いた甘柿を利用者さんに剥いてもらいました。

  

さすが!お見事。慣れた手つきで綺麗に剥かれていました。

****

「孫に自分が作った料理を食べさせたげたい」

利用開始当初、そのようにお話をされていました。
東日本大震災で被災後、息子夫婦さんと一緒に暮らし始めて間もない頃。
ガス台がIHクッキングヒーターに変わってしまった上に、
優しい息子夫婦さんが何でもこなしてくれていたため、
「台所に立って美味しい物を振る舞う」そんな日課はすっかり失われていました。


ところが、つい最近になって変化が見られてきました。
IHの使い方にも慣れてきたとのこと。
イチジクの甘露煮を持ってきて下さり、嬉しそうに他の利用者さんに振舞っています。

その姿は、利用開始当初とは明らかに違います。
「役割」や「日課」を取り戻すとはこのようなことなのでしょうか。
人がイキイキと生活していくためにとても大切なことなのだと思います。

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「来ないでおこうと思ってたんだけど…」



今週からスタジオぷらす介護保険サービスの利用を開始された田中さん(仮名)。
80代の女性です。

「来ないでおこうと思ってたんだけど…」

利用開始直後、他の利用者さんにそう話をする姿が見られました。

スタジオぷらすでは、はじめてサービスを利用される皆さんに、
今の生活状況や身体状況を改めてお聞きしています。


「右手を見てください…力が入らないし、色が白いの」

田中さんにお話を伺うと、右手の脱力を訴え手のひらを見せて下さいました。
そこで、両手を握ったり、その時の色を確認させて貰うと、
確かに右手と左手の様子が違っていました。

ですが、今の生活では大きな問題になっていないようでした。

だからこそ右手のことを訴える機会も少なかったのかもしれません。

その後、右手の節々を一緒に軽くマッサージし、
両手を組んで指を動かす運動を5分ほど続けているうちに、
力が入りにくかった右手も少しずつ握りやすくなってきましたました。

「やっぱり、ここに来て動かないとだめね」

田中さんはそう話して下さいました。
スタジオぷらすに来る意味を、ご自身の中で感じていただけたようです。

私たちのサービスを利用される方が、どんなことを思い、どんなことを不安に感じているのかは、ひとりひとり全く異なっています。
言葉にならない思いを抱えている方も大勢いらっしゃることでしょう。
私たちは、普段見聞きする言葉の裏側にあるものを出来るかぎり受け止めていかなければならないですし、思いを伝い合えるような利用者さんとの関係を築いていかなくてはなりません。
五感、六感のアンテナを張り巡らせ、出来るだけの工夫をしていかなければならないと、改めて実感する出来事でした。

(作業療法士・小山)

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◆福祉車両・セダン車両運転者講習・受講者募集

2011年4月より、東日本大震災による津波の被害が特に甚大だった宮城県宮城県石巻市を中心に、障害や高齢、体調不良、経済的理由等でお一人で【移動】することが困難な方に対し送迎支援を行っているNPO法人・移動支援Reraさんより、◆福祉車両・セダン車両運転者講習会のお知らせです。

福祉車両・セダン車両運転者講習in石巻・受講者募集
(以下、Facebookページより転載)


リフトやスロープのついた福祉車両を安全に正しく扱うための講習会を開催します。
車両の使い方だけでなく、車いす使用者等の障害を持った方々の介助や救命救急、セダン型普通車両への移乗や運転の技術、座学など、専門家の講義で総合的に学びます。

現在福祉車両を扱う職場にいらっしゃる方、福祉や介護のお仕事に関心のある方、車が好きな方、家族や知人への介護や介助に活かしたい方、送迎ボランティア活動に関心のある方。
国土交通大臣認定の公的資格を、通常の半額程度で受講できるチャンスすので、是非ご参加ください。




日時:2014年11月1日(土)・2日(日)9時半〜
※2日間全て受講することにより修了証が交付されます。

場所:石巻専修大学
受講料:6000円(学生3000円)
定員:30名(先着順・要普通自動車免許証)
申し込み:web申し込みはこちら→【web申込書

◆一般的な受講料の半額程度での開催です。この機会に是非ご参加ください!

※FAXでの申し込みも可能です。詳細はお問い合わせください。
お問い合わせ先:特定非営利活動法人移動支援Rera
電話・FAX:0225-98-5667 /  Email:ishinomaki_sien@yahoo.co.jp

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【gooddo始めました】

皆さんおはようございます。
りぷらすの橋本大吾です。

本日、石巻は台風により大雨、洪水、浸水、土砂災害警報が発令されており、
私も家を出る際に5〜10cmくらい冠水した道路を通って通勤しました。
みなさまのお住まいの地域では被害はなかったでしょうか?

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この度、私たち一般社団法人りぷらすは、
社会貢献を身近にするプラットフォームである、gooddoに登録させて頂きました。
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どうぞ、宜しくお願い申し上げます。


「第2回おたカラ・サポーター養成講座のお知らせ」
こちらもあわせてご覧下さい!


一般社団法人りぷらすでは、「子供から高齢者まで病気や障がいの有無にかかわらず地域で健康的に生活し続ける事が出来る社会を創造する」ために、介護保険事業、障がい福祉事業、健康増進・介護予防事業、地域交流事業、リハビリテーション支援事業など、各種事業を行っております。詳しくは、こちらにH25年度の活動報告がございますので是非ご覧下さい。




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